早いもので、もう発生から17年が過ぎた阪神淡路大震災。
あの日の朝、明け方の5時ごろ1月でしたからまだ真っ暗だったのですが、地鳴りのような音が聞こえて目を覚ましたのを覚えています。
それからこれまで経験したことのない強く、そして長い揺れが起こり飾っていたマリア像が大きな音を立てて落ちた時には、怖くて布団をかぶって震えていました。
ようやく揺れがおさまったのでテレビをつけると、神戸の街が無残な姿になっていました。
あの震災を経験し、つらい復興期間を経て神戸の街と被害をこうむった兵庫は立ち直ったかのように見えます。
それでも一つ一つの住居にしっかりしたドアと、そう簡単には開けられない鍵を求めるのは、あの震災のあと空き巣被害が多発したからです。
せめて家が無事ならば、ドアにしっかりと鍵をかけておくことで、二次被害ともいえる空き巣を防ぐことができます。
自然災害である地震ですので、家がどのような状態になるか誰にも分かりませんが、実際に大きな地震を体験した兵庫だからこそ、一つ一つの住宅のドアにそうそう簡単にピッキングなどで開いてしまうようなものは取りつけたくないと誰もが思っているのではないでしょうか。
震災の記憶も薄れがちになってきたと言われる兵庫ですが、神戸の無残な姿がまぶたから離れない人がいる以上、自然災害対策とともにその場合の鍵という防犯対策も忘れないで対処していただきたいと思います。